自前サーバ運用の
注意点
Webサーバの構築は、自社のあまったPCを使って入門書などを読みながら設定を行えば、意外と簡単に構築する事は可能です。
現在の当事務所の自社サーバの設定は導入の際に全て業者任せで行ったので、それなりに費用は掛かりましたが、高いセキュリティ知識と正しい設定や機器の導入が行われたので、
これまでは特にセキュリティ上の問題は発生しなかったのだと信じています。しかし今回、Webサーバの一部設定を変更する必要が発生したのですが、現在の設定に安易に変更を加えるという事は、
安定した状態にあるシステムに重大なセキュリティ上の問題を引き起こす可能性があるという事です。
しかしそれらの問題を回避する為に、毎回設定の変更を業者に頼んでいたのではとても費用がかさんでしまいます。 又それ以外にもウィルスソフトや、OSのバージョンアップ費用など
運用のコストはかさむばかりです。
今日、Webサーバに不正にログインされ、Webサイトを勝手に変更されたり、ファイルを消去されたりするケースは十分に起こりえる事です。
お客さまの大切な会計データをお預かりしている当事務所としては、たとえ独立したWebサーバであってもそんな事を起こっては大問題です。
Webサーバを運用するというのは集客目的でのメリットがある反面、日々複雑化する手口や迷惑行為など非常に多くのリスクを伴うということです。
Webサーバをレンタルサーバで
当事務所の場合も、これまでは自社サーバでWebサーバを運用してきました。レンタルサーバはお金の掛かる事なので、今更 Webサーバを運用をレンタルサーバでという発想はまったくありませんでした。
しかし今日、自社サーバ運営のためにはしっかりとしたセキュリテ対策が必要ですが、その為の要員も当事務所には居ませんし、追加の設備投資の費用も掛けられません。
それらのことを考え合わせてもっとも現実的な選択肢がレンタルサーバの使用です。 レンタルサーバを使った場合、これですべて安心という訳ではありませが要員も無しで、
運営されいてる自社サーバのWebサーバと比べれば、Webサーバの運用上のリスクは大幅に軽減されます。

ひと口にレンタルサーバといっても容量にもよりますが個人向けの月額200円程度のものもあれば、暗号化など高度のセキュリテ対策を完備した月額
5万円以上のものまで本当に沢山の業者のサービスがあります。
その中で、当事務所がお勧めするのがファーストサーバです。当事務所も利用している共有サーバーは特にお勧めです。
さまざまな機能を標準で備えていながら
容量40G月額2,940円から容量100G月額8,925円とトテモお手頃です。 レンタルサーバにご興味がある方は、ファーストサーバ認定セールスパートナーである当事務所にどうぞお気軽にご相談下さい。
レンタルサーバへの移行で 経費節減
因みに、当事務所の利用している ファーストサーバのギガント2・シリーズ容量40G 導入費用は以下の通りです。
初回6ヶ月分の支払い金額 | ||||
品名 | 単価 | 数量 | 期間 | 金額 |
ギガント2・シリーズ初期費用 | 9,450 | 1式 | 9,450 | |
ギガント2・シリーズ月額費用 | 2,940 | 6ヶ月 | 17,640 | |
簡易バックアップサービス | 2,100 | 6ヶ月 | 12,600 | |
合計 | 39,690円 |
データのコピーを定期的に自動作成してもらえる簡易バックアップサービスは、
オプションですので削る事も可能です。
上記の合計は初期費用 + 6ヶ月の金額ですので
6で割ると月額費用は
6,615円です。 6ヶ月以降の契約延長の際には初期費用は不要なので
月額費用は5,040円と安くなります。
当事務所の場合、Webサーバ用の通信費、OCNの光アクセスIP8 Bフレッツの
月額
費用 18,800円がまるまる不要となり、新たに契約したインターネットプロバイダーの
月額
費用 1,200円だけと
なったので結果的にはレンタルサーバへの移行で
単純計算ですが月額 10,985円 の経費節減となりました。
(初回6ヶ月分)
IP8 Bフレッツ:18,800円 - (レンタルサーバ:6,615円 + プロバイダー:1,200円) = 10,985円
(6ヶ月以降分)
IP8 Bフレッツ:18,800円 - (レンタルサーバ:5,040円 + プロバイダー:1,200円) = 12,560円
※それ以外にも、Webサーバ用のウィルスソフトや、OSのバージョンアップ費用、電気代が今後は一切不要になったのでトータル的には年間では 200,000円以上 の経費節減となるのではと予想しています。
正直に申し上げれば、私共も "Webサーバをレンタルサーバで" という発想の転換だけで、こんなに経費の節減になるとはまったく気づいていませんでした。 自社のWebサーバではcgiがうまく動かないという単にシステム上の問題から、その対応策をいろいろ考えたなかで "Webサーバをレンタルサーバで" という発想が生まれたにすぎません。
日々社会情勢や、経済情勢が変化している現代では、その時点では最良な方法を選択したものであっても、最低2年に一度位は新たな視点で、その経費の軽減が可能な方法が他にないのかを
一つ一つ再検討して行く必要がある事を痛感いたしました。